そんな風に思うご夫婦は少なくありません。
そんな結婚指輪に手作り”というスパイスを加えたら、おふたりの結婚指輪は、きっともっと素敵なものとなることでしょう。
結婚指輪の手作りは、完成するまでのその過程さえも思い出として輝きます。
今回は、そんな「結婚指輪をふたりで手作りすること」をテーマとして、素材選びやデザイン、疑問点から、手作りならではのメリット、デメリットまでを徹底検証していきたいと思います。
目次
結婚指輪は手作りだから面白い!こんな素材、あんなデザインもOK!
今回は手作りに焦点を当てながら、結婚指輪の魅力を紹介していきたいと思います。あなたが思っている以上にDIY、つまり、手作りの結婚指輪は面白い!
こんな結婚指輪が手作りできるの?そんな目から鱗の手作りの結婚指輪に大注目です。
まずは、そんな手作りの結婚指輪の中でも特に珍しい素材やデザインについて、ご紹介していきます。
金属アレルギーでもOK!プラチナ・ゴールド以外のレアメタルで手作りできる結婚指輪
最近結婚指輪の材質として注目され始めているのが、いわゆるレアメタルと呼ばれる希少金属を使った結婚指輪です。医療や産業で利用されてきた金属のことを指し、今までは指輪などのジュエリーには加工されませんでした。昨今は、金属の加工技術も向上してきたため、結婚指輪の選択肢としてチタニウム、タンタル、イリジウム、ジルコニウムなどの材質を用いた結婚指輪が増えてきています。
現在、これらのメタルは独自の市場が整っていないため、ゴールドやプラチナのような貴金属価値こそありません。
しかし、金属アレルギーの心配がほとんどなく、酸化被膜と呼ばれる酸化による七色の発色現象が美しい、デザイン性の高い結婚指輪を手作りできることが特徴です。
ただし、レアメタルの結婚指輪を全行程手作りできる工房は少なく、金属の値段も決して経済的とは言えないのが玉に傷と言えます。
彫金が美しい!ハワイアンジュエリーをふたりで手作りしよう
ハワイアンジュエリーと言えば、伝統的にブレスレットが有名ですが、結婚指輪として選ぶカップルも増えてきています。ハワイの大自然を象徴するフェザー、ハイビスカス、プルメリア、イルカなどを複雑に彫刻し、それぞれに込められた意味を結婚指輪に託す。何とロマン溢れる指輪でしょう。
様々な種類の自由なデザインが魅力のハワイアンジュエリーは、まさに手作りの結婚指輪に最適なジャンルと言えるでしょう。
通常ハワイアンジュエリーの手作り体験ができる工房では、金属をリング状に形成するまでの工程までを手作りし、その後の彫りを職人に託すため、納品までに2週間~1カ月程度時間がかかります。
日本でもハワイアンジュエリーを制作することはできますが、新婚旅行を兼ねて本場ハワイに飛び、現地のハワイアンジュエリーの工房を訪ねて結婚指輪を手作りするなんていうのも素敵ですね!
日本伝統の木目金の結婚指輪はあのブランドで手作り可能!?
木目金と書いて「もくめがね」と呼びます。日本伝統の彫金技術であり、現在は世界各国で木目金の評価が高まってきています。
木目金とは異なる素材のメタルを重ね合わせて加熱して溶着させ、薄く伸ばし、異なる金属の模様を浮かび上がらせる技法のことです。
シルバー、銅、ゴールド、プラチナの木目金以外にも、前述のレアメタル同士を圧着させてできる、レアメタルによる木目金も手作りすることが可能です。
こちらも工房での手作りを承るところは少ないですが、2017年3月からケイウノのサロンで木目金のデザインリングの手作りサービスを開始したので、気になる方はぜひケイウノに足を運んでみましょう。
みんなが選んでる!結婚指輪を手作りできる人気工房/ブランドはココ
ここでは特に人気の高い手作りの結婚指輪を、制作可能な工房をいくつかご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。CRAFY(目黒・鎌倉・吉祥寺・表参道)
ハンドメイドマリッジリングのCRAFYと言われるくらい人気の高い手作り結婚指輪のブランド。ふたりで永遠に残るリング作りをコンセプトに、文字加工無料、生涯保証を徹底した顧客サービスが自慢です。
また予約限定のディスカウントサービスや、ダイヤモンドのプレゼントや誕生石3石プレゼントなどの嬉しい特典は見逃せません!
HAMRI-ハムリ-(東京)
家紋や桜、アニマル柄などユニークなデザインの結婚指輪を多く制作している工房で、あなたの斬新なアイデアも雅にそしてキュートに手作りできることでしょう。またHAMRIではその制作風景を記録と記憶に残すために撮影し、フォトアルバム、SDカードと共に手渡してくれる嬉しいサービスも展開しています。
SORA(表参道)
様々なカラーのゴールドが特徴的。複雑なデザインでも対応可能な技術力と、金属アレルギーにも対応可能なレアメタルの結婚指輪の手作りもできる、日本では数少ない珍しい工房の一つとなっています。普通の結婚指輪じゃつまらない!値段よりも金属、デザインのオリジナリティーを指元に追及したい
そんな方にオススメの工房です。
ソラの詳細はこちら
MITSUBACHI(三軒茶屋)
結婚指輪をふたりで手作りする、または一部のみ自分たちの手で、もしくは指輪作りの見学のみなど、ふたりの希望に沿った手作りの可能性を実現可能。工房内でベビーリングや記念日ジュエリーをワークショップで制作したり、はたまた工房内で結婚式を挙げるなど、他の工房ではなかなか味わえないフットワークの軽いリング制作が可能な工房です。
ケイウノ
前述の通り、木目金の結婚指輪を手作りで作成できると話題のケイウノですが、大手ジュエリーブランドとしてデザインする指輪は年間4万以上。国内外の顧客を持つブランドだからこその、多様性に柔軟に対応できる企業精神はLGBTの方にも支持されています。
日本ではまだ同性結婚が合法化されていませんが、ケイウノでは性自認に限らない様々なデザインリングを提案中!LGBTフレンドリーのブランドなので、デザイン決定の段階から安心してDIYの指輪を作成可能です。
ディズニーのキャラクターやモチーフをあしらった結婚指輪の手作りができる数少ない結婚指輪ブランドでもあります。
詳細はこちら
予算に納期はどれくらい?手作りの結婚指輪に関するFAQ!
結婚指輪をふたりで手作りしたい、そんなカップルの方も多いと思いますが、ここではよく聞かれる疑問点をFAQ方式でまとめてみようと思います。Q1.リングの予算はどれくらい?
予算はピンキリですが、シンプルなタイプの結婚指輪なら男性、女性用合わせて、5~10万円程度の予算で手作りすることも十分可能です。もちろん使用する金属、宝石によってその予算は異なりますが、例えばレアメタルの結婚指輪は加工が大変難しいこともあり、20~100万以上するタイプも少なくありません。
手作りの結婚指輪は予算を極力抑えることが可能ですが、一度しかない結婚指輪の交換です。
値段ばかりに気を取られるのではなく、ふたりで結婚指輪を作るその一瞬を楽しみながら、最高の思い出を作っていきましょう。
Q2.完成までの制作時間は?予約は必要?
希望する金属、デザインにもよりますが、シンプルな鍛造(たんぞう:直接金属を叩き、リングの形に形成する方法)による結婚指輪は、即日で指輪を納品することも可能です。ただし鋳造(ちゅうぞう:ワックスでリングの形状を作ってから型を取り、そこに金属を流してリングを形成する方法)の結婚指輪や石留めが必要な場合、そしてレアメタルの手作りリングは、鍛造タイプより時間がかかり、納品まで2週間~数カ月程度かかる場合があります。
通常は工房とのデザインや指の大きさ、製作費などを打ち合わせ後の手作り作業になるので、最低2回の来店が必要です。
また人気のある工房は予約を取るまでに数カ月から半年待ちのところもあるので、特にレアメタルによる手作りの結婚指輪を希望する方は、早めの予約を意識しましょう。
Q3.手持ちの金属、宝石で手作りの結婚指輪は作れる?
家族から受け継いだ宝石または金属を再利用する形で、手作りの結婚指輪に加工することも可能です。お手持ちの不要なジュエリーがある場合は、それらを持ち込むことで材料費を若干抑えてることもできます。また最近はアンティークジュエリーのパーツとして使われた古いカットのダイヤモンドなどを利用して、新旧いいとこどりの手作り結婚指輪を作成するカップルも増えてきました。
特にダイヤモンドの婚約指輪を希望する新婦のために、アンティークのダイヤモンドを手作りの婚約指輪に転用するという選択肢は素敵かもしれませんね!
Q4.最近の流行やおすすめは?
結婚指輪を時代の流行に合わせる必要性こそありませんが、最近は男性でもダイヤモンドや誕生石を使用した手作りリングを好む方が増えてきました。表面ではなく裏面に宝石を留めたり、ブラウンやブルーダイヤモンドをあえて選んだりと、それぞれの仕事、好みに合わせて手作りしてみてはいかがでしょうか?
また2本の結婚指輪を重ねることで図柄が生まれるタイプのものや、互いの指紋をデザインとして表または裏面に彫刻する手作りの結婚指輪も、人気を博しています。
Q5.結婚指輪と同時に婚約指輪も手作りできる?
婚約指輪の在り方も常に変化しており、必ずしもダイヤモンドの婚約指輪が人気とも限りませんし、「月収の3か月分」の婚約指輪を用意する必要もありません。最近は誕生石やお気に入りの宝石を使った婚約指輪が人気なので、これらも結婚指輪と同時に工房で手作りすることができます。
ただし、婚約指輪の場合は、宝石、カラットの大きさによって値段が高額になり、なおかつ石留めが必須になるので、納品まで2週間~1カ月程度の時間が必要です。
結婚指輪を手作りでデザインするメリットとデメリット
結婚指輪に寄せる想いや情熱は十人十色。結婚指輪が既成のデザインであっても、ふたりの手作りであったとしても、そこに繋がる赤い糸は本物です!それでは、ここで まとめ の意味を込めて、手作りの結婚指輪を選ぶ上での、メリットとデメリットについて考えてみましょう。
メリット
結婚指輪を手作りする一番のメリットは、デザインの段階から結婚指輪作りに関われる点です。お店には置いていない唯一無二のデザインの結婚指輪をふたりで手作りできる、それはかけがえのないふたりの思い出になっていくことでしょう。
前述の通り、結婚指輪として利用できる金属も金銀プラチナだけでなくレアメタルなどの選択肢も増えてきたので、金属アレルギーの有無や職場環境に合わせた結婚指輪を手作りできるのも大きな魅力ですね!
また、既存のブランドの結婚指輪には、デザイン料やブランドのネームバリューが価格に加味されていますが、手作りの結婚指輪の場合は、工房の人件費、金属と宝石の地価で制作できるので、コストパフォーマンスが高い点にも注目です。
ちなみに手先が器用ではないので大丈夫か?という意見もよく聞きますが、通常は工房スタッフが親身に指導をしてくれるので、その点に関しては心配いりません。
デメリット
結婚指輪をふたりで手作りするデメリットなどあるのか?と思いますが、指輪のどこに価値観を置くのかによっては、デメリットももちろん生じます。例えばハリーウィンストン、カルティエにヴァンクリーフ&アーペルなどのハイブランドは、その指輪自体に高級ブランドとしての価値があるため、結婚指輪プラスαの価値が生まれます。
しかし、手作りで作る結婚指輪はデザインや素材選びの自由度が高い反面、ブランド価値の側面から見れば、金属、宝石の価値以上のものは生まれません。
また、特にレアメタルの結婚指輪に関しては、予約の段階で数か月待ちの工房が多い点、そして大手ブランドに比べると手作りの指輪は、アフターケアのしづらさが欠点として挙げられます。
結婚指輪を選ぶ基準は人それぞれです。世界に一つだけの結婚指輪を手作りするメリットとデメリットをよく理解してから、後悔のないふたりだけの愛の結晶を育んでいきましょう。
【まとめ】手作りの結婚指輪はふたりの愛の記録になる!
今回はオリジナリティー溢れる手作りの結婚指輪の魅力についてご紹介してみました。ブランドものとは異なる、ふたりだけの世界観と愛が詰まった手作りの結婚指輪。
マリッジリング選びに迷ったら、ぜひオリジナルティー溢れるリングをふたりでデザインしてみてはいかがでしょうか?
“手作りの結婚指輪”に付随して、オーダーメイドの結婚指輪についても気になっている方はいませんか?そんなあなたは、ぜひ下記の記事も読んでみてください!
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