新しい人生の門出を迎える「結婚式」。
結婚式が無事終わった後は、きちんと報告や御礼をするのが大人のマナーです。
この結婚報告ですが、手段は色々あります。例えば、口頭で直接だったり、メールであったり。
ハガキを送るのも定番ですね。ウエディング写真が入ったハガキで報告すれば夫婦の雰囲気も伝わりやすいのでおすすめです。
ここで1つ、新婚のおふたりに当サイト「WILLMARI」から提案なのですが、「年賀状と一緒に結婚報告をする」というのはいかがでしょうか。
毎年きちんと年賀状を書いている人は、是非この方法を試してみてください。
そこで今回は、「結婚報告を年賀状で行う際の、注意点やポイント」に焦点を当てて解説していきます。
目次
結構重要!まず最初はグループ分けをしておこう
年賀状で結婚報告する場合に添えるメッセージは、送る相手によって変える必要があります。
だから、同じ年賀状をプリントして良いわけではありません。まずはグループ分けから始めましょう。
おおまかに分類すると、
- 結婚式に出席してくれた人
- 仲人
- 親戚
- 結婚式に出席できなかった親しい人
- 結婚式に出席していない人
さらにこの中から、「上司・先輩、同僚、後輩」というように、細かくカテゴライズしてみましょう。
「そこまでしなくちゃダメなの?」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれせんが、カテゴライズしておくことで失礼のない結婚報告ができるので、ぜひこの手順は踏んでおいてください。
年賀状で使ってはいけない表現について
年賀状には、使ってはいけない表現があるのをご存知でしょうか。意外と知られていないことなので、失礼にならないように気をつけましょう。
例としていくつかあげさせていただきますと、
- 枯れる
- 衰える
- 破れる
- 失う
- 倒れる
- 滅びる
- 去る
また、「元旦」と「一月一日」が重複しないように意識するのもポイント。「同じ意味の表現は重複しないほうがよい」ということですね。
もう1つ間違いの例としてよくあるのが、
- 新年あけましておめでとうございます
これは、「新年」と「あけまして」が同じ意味を示しているので、NGです。知らないまま使ってしまいがちな表現ですので、お気をつけ下さい。
「結婚式に出席してくれた人」に送る年賀状について
それでは、ここからは、年賀状を使った結婚報告を、「シーン別」に紹介していきたいと思います。
まず最初は、「結婚式に出席してくれた人」に送る場合。この場合は、「結婚式に出席してくれたお礼」の一言を忘れないようにしましょう。
上記を意識した上での例文は、次のようなものになります。
あけましておめでとうございます
先日は、私たちの結婚式に
ご出席していただいてどうもありがとうございました
二人で笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思いますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします
先日は、私たちの結婚式に
ご出席していただいてどうもありがとうございました
二人で笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思いますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします
あけましておめでとうございます
昨年は私たちの結婚式にご出席していただいてありがとうございました
本年も変わらぬご交誼をよろしくお願いいたします
昨年は私たちの結婚式にご出席していただいてありがとうございました
本年も変わらぬご交誼をよろしくお願いいたします
「仲人」に送る年賀状について
仲人に送る場合は、「お世話になった感謝」の一言を添えておきましょう。使いたい例文は、次のようなもの。
あけましておめでとうございます
昨年は大変お世話になりました
ありがとうございます
未熟なふたりではありますが笑顔の絶えない家庭を築きたいと思っておりますので今後ともご指導よろしくお願いいたします
昨年は大変お世話になりました
ありがとうございます
未熟なふたりではありますが笑顔の絶えない家庭を築きたいと思っておりますので今後ともご指導よろしくお願いいたします
「親戚」に送る年賀状について
親戚に結婚報告する場合は、「続柄」に触れた1文を添えておくと良いでしょう。例文は以下のようなものになります。
あけましておめでとうございます
昨年は「相手続柄・敬称」にひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございました
本年も、どうぞよろしくお願いいたします
昨年は「相手続柄・敬称」にひとかたならぬご厚情をいただきありがとうございました
本年も、どうぞよろしくお願いいたします
「結婚式に出席できなかった親しい人」に送る年賀状について
「親しい間柄でも、訳あって結婚式に出席できなかった」ということはよくあることです。
こういう人に報告する場合は、「私たちは結婚しました」という旨をきちんと伝えなければいけません。
上記を踏まえた上での例文は、以下のようになります。
あけましておめでとうございます
昨年の○月○日に私たちは結婚しました
二人で笑顔の絶えない家庭を築けたらと思います
末永いお付き合いよろしくお願い致します
昨年の○月○日に私たちは結婚しました
二人で笑顔の絶えない家庭を築けたらと思います
末永いお付き合いよろしくお願い致します
「結婚式に出席していない人」に送る年賀状について
結婚式に出席していない人に送る場合も、「私たち結婚しました」という旨のメッセージは必要不可欠です。
特に、結婚式の招待状を送っていない人に年賀状を出す場合は、なおさら大事な1文なので意識しましょう。それを踏まえた上での例文は、次のようなものがあります。
あけましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願いいたしますご報告が遅れましたが
私たちは昨年の○月○日に結婚いたしました
今後ともご交誼の程よろしくお願い致します
今年もどうぞよろしくお願いいたしますご報告が遅れましたが
私たちは昨年の○月○日に結婚いたしました
今後ともご交誼の程よろしくお願い致します
謹賀新年
ご報告遅れましたが、私どもは昨年の○月○日に結婚致しました
笑顔の絶えない幸せな家庭を気づけたらと思いますので今後ともよろしくお願いいたします
ご報告遅れましたが、私どもは昨年の○月○日に結婚致しました
笑顔の絶えない幸せな家庭を気づけたらと思いますので今後ともよろしくお願いいたします
上記以外のケースで年賀状+結婚報告をしたい場合は?
ここまで紹介してきたケース以外で、年賀状+結婚報告をしたい場合もあるかと思います。そこでここからは、番外編の例文も紹介してみたいと思います。
思い当たる方は、是非ご参考に!
新居報告を兼ねている場合
「年賀状+結婚報告+新居報告」を兼ねている場合は、「一度お越しください」という旨を添えておくべきです。
それを踏まえた上での例文は、次のようなものとなっています。
あけましておめでとうございます
私たちは昨年の○月○日に結婚式を挙げました
今後ともよろしくお願い致します
もしお近くにお越しの際はお気軽に立ち寄ってください
私たちは昨年の○月○日に結婚式を挙げました
今後ともよろしくお願い致します
もしお近くにお越しの際はお気軽に立ち寄ってください
喪中に結婚報告をしたい場合
喪中は、おめでたい報告はNGとされているのが日本の風習です。
したがって、喪中に結婚報告したい場合でもそうでない場合でも、喪中はがきを優先的に送り、年賀状を送る必要はありません。
この時に気をつけたいのは、「喪中はがきの中に結婚報告を添えるのはNG」ということ。
こういう状況の時は、まずは、11月あたりに喪中はがきを送ります。そして、寒中見舞いとして、結婚報告するのが適切な順番です。寒中見舞いを送る時期は、1月後半から2月上旬が良いでしょう。
ちなみに、この時に「喪中だったため、新年の挨拶は控えさせていただきました」とのメッセージを添えておくと、失礼がなくて尚良いかと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?結婚してから最初に出す年賀状は、「夫婦が連名で出す」初めての年賀状。
したがって、「ふたりの大人力」が試される場でもあります。
いつもと同じ感覚で送ればいいというわけにもいきません。難しいかもしれませんが、大事なことなので、これから結婚式を挙げる予定があるカップルさんは、意識しておきましょう。
ちなみに、このときに送る年賀状は、メッセージをプリントしても良いですが、そこに直筆で一言書き添えるのもおすすめです。
その方が、受け取った側にも気持ちが伝わりやすいです。
また、年賀状を投函するタイミングもお忘れなく。
1月1日にぴったり年賀状を届けるためには、12月25日までに投函しなければなりません。こちらも結構見逃しがちなポイントなので、気をつけておいてくださいね。