ふたりのこだわりを、そして想いを。
それを形にした、ふたりだけの宝物、結婚指輪。やっと見つけた宝物だからこそ、記念になる輝きをずっと持ち続けたまま、毎日身につけていたいですよね。
ですが、ふと視線を落とした時に、その輝きが色褪せてしまっていたら…
見た目やデザインが気になりがちの結婚指輪選びですが、実は最も重要なポイントが「素材の特徴と性質」だということは、意外と見落とされているところ。
素材によって変質、変色のしやすさや、硬さの違いがあります。ふたりの人生に寄り添い続けるものだからこそ、しっかりと違いを知った上で選ぶことが大切。
さらに!金属アレルギーが心配な人は、より慎重に素材選びをして身につけやすい物を選ぶことが不可欠です。
そこで、当ページでは意外と見落とされがちな結婚指輪の「素材」について、色合いや硬さ、そしてアレルギーの心配いらずのものまで、全7種類をまとめてご紹介いたします。
素材それぞれの特徴と性質を知り、いつまでも身につけられる結婚指輪を一緒に探しましょう。
このページでは、全7種類の素材の特徴と、素材選びのポイントについて説明していきます。おふたりの興味のある部分を読み進めて頂けますと幸いです!
まずはチェック!結婚指輪の素材の特徴
プラチナの特徴
結婚指輪を購入する人の8割が選んでいる人気素材がプラチナ。
結婚指輪の定番であるプラチナは、強度が高く、傷がつきにくい特徴を持っています。また、鉱石1トンから取れるプラチナの量は、なんと3グラムしかありません。そのため希少性も非常に高いです。
変色もしにくく色褪せないという特徴から、”永遠の愛の象徴”と言われています。変わらない愛を表現する結婚指輪に相応しい素材です。
<おすすめの人>
- 変わらない愛を結婚指輪の素材に込めたい方
- 結婚指輪は長持ちしてくれる素材がいいと思っている方
- 色白の方
ゴールドの特徴
2つ目に紹介する素材がゴールド。実はゴールドは、日本人の肌に1番合う素材と言われています。
またプラチナより、カジュアルな服装に合います。そのため、普段の服装にもバッチリ合う指輪が良いというふたりにおすすめ。また、価格相場はプラチナよりも3万円ほど安いのも嬉しいポイント。
<おすすめの人>
- どちらかというと色黒の方
- 肌の色に合った結婚指輪を選びたい方
- 普段の服装にも馴染む結婚指輪が欲しい方
ピンクゴールドの特徴
3つ目に紹介するのはピンクゴールド。ピンクゴールドは、ゴールドにピンクの色味が加わった素材。10代後半から20代前半に人気があります。
ピンクという色合いということもあり、女性らしい柔らかな輝きを放ちます。ほどよい発色が、シックな雰囲気の指を演出。
ピンクゴールドは銅の含有量が多いので、強度は高いのですが変色しやすくなっています。変色を防ぐためにも、温泉には持ち込まず、汗をかいたらこまめに拭き取ることをおすすめします。
<おすすめの人>
- 落ち着いた雰囲気の結婚指輪が良いと考えている方
- 女性らしい指先を演出したい方
チタンの特徴
チタンは近年増えている素材で、肌が弱い方から人気を集めています。その人気の理由は、金属アレルギーになりにくいため。
また、硬度が高く錆びにくいことから、素材の美しい輝きを保ちたいという方もチタンを選ぶ傾向があります。
プラチナやゴールドなどと比べて、カラーバリエーションが非常に豊富です。赤、青、緑、はては紫まで…このカラーの豊富さから、チタンレインボーと呼ばれています。
他の素材に比べて、デザインが少な目。気にいったデザインがない場合は、オーダーメイドなどで、チタン素材の結婚指輪を作成されることをおすすめします。
<おすすめの人>
- 金属アレルギーの方
- お手入れせずに、長持ちする結婚指輪が欲しい方
ホワイトゴールドの特徴
欧米では「白い貴金属」といえば、このホワイトゴールドを指すと言われるほど一般的。色はプラチナに似ていますが、なんといっても軽いです。
そのため付け心地も良く、指に負担が少ないのがメリットですね。また、色合いもプラチナとよく似ていますが、安価で購入しやすいのも嬉しいポイントです。
ピンクゴールドと同じく、変色しやすい傾向が。水回りでは外したり汗をかいたら拭き取ったりするなど、丁寧な扱いが必要です。
また、メッキで白金の輝きを再現しているため、こまめなお手入れが必須となる点にも気をつけなければなりません。
<おすすめの人>
- 結婚指輪の価格を抑えたい方
- ずっと身につけていても、違和感がない結婚指輪が欲しい方
コンビの特徴
コンビとは、その名の通り2つの異なる素材を1つの結婚指輪に組み合わせたデザインのこと。
他のアクセサリーとの相性が良いことや、2種類の素材が入っているという華やかさゆえ、おしゃれさんから熱視線を集める素材でもあります。
また、金属アレルギーの方にも人気。肌に接する面をステンレスやプラチナなどにして、外側をアレルギーの出る素材にすれば、どんな素材の結婚指輪だってアレルギーを気にせずにつけられます。
2つの素材を使っていることため、サイズ直しが非常に難しいです。そのため、アフターサービスの技術が高いブランドで選ぶのがおすすめ。
<おすすめの人>
- 金属アレルギーでも好きな素材の結婚指輪をつけていたい方
- 素材でも華やかさを演出したい方
ステンレスの特徴
ステンレスは、金属アレルギーの方に人気の素材。医療用のメスなどに利用される素材のため、どんな人でも安心してつけていられる素材となっています。
また、安価かつ錆びにくい素材。一本約3万円で購入でき、手入れなしで素材の輝きを保ち続けることで定評があります。
ただ、チタンと同じく他の素材に比べて、デザインが少な目。気にいったデザインがない場合は、オーダーメイドなどで、ステンレス素材の結婚指輪を作成されることをおすすめします。
<おすすめの人>
- 金属アレルギーの方
- 結婚指輪の値段をおさえたいという方
まずは結婚指輪の定番素材を7つご紹介しましたが、いかがでしたか?
向いている素材というのは人それぞれ異なります。そのため、どんな特徴があるのかを知ることと、選び方のポイントを知り、ふたりに適した素材を選ぶことが何よりも大切です。
そこで、続いては選び方のポイントについてご説明していきます。
必見!結婚指輪の素材を選ぶ3つの重要ポイント
それでは、素材を選ぶときに注意するべきポイントを、一つひとつ順番にみてまいりましょう。
ポイント1:指の色に合うかどうか
まずチェックしておきたいのが、こちらのポイント。正直に申し上げますと、肌の色によって合う素材というのは変わります。肌の色と素材の相性を表にしてまとめてみましたので下記へどうぞ。色白 | 標準 | 色黒 | |
プラチナ | ◎ | ◯ | △ |
ゴールド | △ | ◯ | ◎ | ピンクゴールド | ◯ | ◯ | ◯ | チタン | ◯ | ◯ | ◯ | ホワイトゴールド | ◎ | ◯ | △ | コンビ | ◯ | ◯ | ◯ | ステンレス | ◎ | ◯ | △ |
このように、おふたりの肌の色によって適した素材の色は変わります。一度表で照らし合わせて、確認してみてはいかがでしょうか?
ポイント2:純度に気をつける
素材の純度は必ずチェックをしましょう。ここをチェックしないと、あっという間に結婚指輪に傷がついてしまうことにもなりかねません。基本的に結婚指輪の素材は、純度が高くなると柔らかくなるため傷がつきやすくなります。
かといって純度が低くなりすぎると、配合されている金属の割合が高くなるため、金属アレルギーを引き起こす可能性が高まります。
よって、純度は高すぎず、低くなりすぎない素材がおすすめ。
ズバリ、金属アレルギーと傷を気にしない純度としておすすめなのは、純度75%!
金属アレルギーも気にならず、25%他の金属が配合されているため、傷もつきにくいです。なので、素材を選ぶ際はこの「75%」を基準として選ぶことをおすすめします。
こちらを参考にして選べば、傷と金属アレルギーは心配いらずです!ただ、金属アレルギーを避けるということは重要なポイントなので、下記でさらに詳しく説明していきます。
ポイント3:着用シーンを想像して素材を選ぶ
身体を激しく動かす仕事や油で汚れやすい仕事、はたまた水仕事の多い家事など…あなたが結婚指輪を着用するシーンは、多岐に渡りますよね。欲しいと思っている結婚指輪の素材は、本当に、それらのシーンで支障が出ないかを一度考えてみましょう。
水を使うことが多い仕事であれば錆びにくい素材の結婚指輪を、激しく動く仕事であれば傷がつきにくい素材の結婚指輪を、落ち着いた雰囲気の職場であれば派手すぎない素材の結婚指輪を。
このように、着用シーンに合わせて、素材の結婚指輪を探すことがおすすめです。
お気に入りの素材の結婚指輪を購入するためには、ご紹介した3つのポイントは最低限チェックしながら選ぶことが重要です。
ふたりに合う素材というのは違うので、「友人が○○の素材をおすすめしていたから」というように人に流されず、しっかり意見を持って選んでいきましょう。
続いては、先ほども少し触れた「素材と金属アレルギー」について、詳しく説明していきます。
素材を選ぶ時は注意!金属アレルギーの怖さとは
選びに選び抜いた、とっておきの結婚指輪を付けていたら、湿疹やかゆみが出てきてしまったという方は少なくありません。最悪の場合、かぶれを起こしてしまう場合も。
この症状を引き起こす原因が、金属アレルギーです。
「金属アレルギーがあるのなら、金属の素材ではない結婚指輪を買えばいいのに」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かにもともと金属アレルギーを持っている人は、金属の素材を避けて結婚指輪を選ぶことができます。
しかし、突然発症する可能性があるのが金属アレルギーの怖いところ。今まで金属アレルギーを持っていなくても、結婚指輪を購入してから発症してしまう可能性もあります。
そんな事態を避けるためにも、購入する前に対策をしておきましょう。金属アレルギーを避けるための対策は主に下記の2つがあります。
金属アレルギー対策1:金属素材のパッチテストを受ける
1つ目の対策に、金属アレルギーの発症を調べるパッチテストがあります。金属素材のパッチテストとは、金属の素材が付いたシールを肌に貼り、数分間様子を見るというもの。
なにも症状が現れなければ金属アレルギーではありません。しかし、かゆみや赤みなどの症状が出てきてしまうと、金属アレルギーとみなされます。
金属の素材といってもさまざまな種類があります。Aの金属素材にはアレルギーが出るけれども、Bの金属素材にはアレルギーが出ない場合も。
そのような金属ごとのアレルギーを見分けることは素人では難しいので、病院やクリニックなどにある皮膚科で調査することをおすすめします。
金属アレルギー対策2:金属アレルギーを発症しやすい結婚指輪は購入しない
2つ目として、最初から金属アレルギーが発症しにくい素材の結婚指輪を購入する方法もあります。もし金属アレルギーの体質だったとしても、安心して身につけることが可能です。
以下は、金属アレルギーが発症しにくい素材です。
- 金
- プラチナ
- レアメタル
- チタンなどの素材
- 銀
- 銅
- ニッケル
- コバルトなどの素材
ずっと付けられる結婚指輪を購入するために大切なことなので、行っておくことをおすすめします。
また、汗をかいているのに結婚指輪を付け続けていたり、結婚指輪が汚れた状態のままでいたりすると、金属アレルギーを発症しやすくなってしまいます。2つの対策だけではなく、清潔にしておくこともお忘れなく!
そして、金属アレルギー以外にも、結婚指輪が付けられなくなってしまう場合があります。それは、結婚指輪が錆びてしまうこと。
大切な結婚指輪が錆びてしまったら、とてもショックですよね……。結婚指輪を選ぶときは、錆びにくい素材のものを視野に入れるのもポイントです。
結婚指輪の材質で錆びないものはあるの?
「一生ものだから高価な結婚指輪を買ったけれど、付けているうちにみるみる黒くなって…」このように嘆かれる方は少なくありません。注意をしないと、あなたもこうなってしまうかも。
錆びてしまった結婚指輪は、指に付けられませんし、魅力も著しく低下してしまいます。そのため、結婚指輪選びは「錆びない素材であるか」というポイントも重視しましょう。
錆びない素材として有名なのが、先ほども紹介したステンレスです。
見た目は銀色でプラチナとよく似ており、なんといっても錆びないのがいちばんの特徴。また、硬度が高いので変形しにくいのもメリットです。
錆びない素材を選ぶことで、生活の中で結婚指輪を付けられる場面が多くなります。付けているうちに、いつかは錆びてしまったらどうしようなどの心配もなくなりますね。
ステンレス素材の中でも特に、サージカルステンレスという素材が錆びないと好評。サージカルステンレスは医療用のメスなどに使われる素材です。非常に高い硬度を誇り、金属の輝きを長く保ちます。
「…とはいっても、錆びないステンレス素材で欲しいデザインの結婚指輪がないんだけど…」
そんなふたりは、オーダーメイドが可能な結婚指輪ショップでオリジナルのものを作ってみるのがおすすめです。
オーダーメイドにすることで、好みのデザインの錆びない結婚指輪が手に入ります。世界にひとつしかない結婚指輪のため、特別感も増しますね。
まとめ
ここまで結婚指輪のデザインについて説明してきましたが、いかがでしたか?おふたりが気にいる素材が見つかっていますと幸いです。素材が決まったら、次はブランドやデザイン選び。二人で相談しつつ、自分たちのこだわりを一つずつ丁寧に決めていき、理想の結婚指輪を選んでいきましょう。
…とはいっても、結婚指輪探しは人生で何回も行うものではないため、たくさんの要素を考えつつ決めるのはとても大変ですよね。
ましてや結婚準備はとても忙しいもの。そのため、結婚指輪はこだわって選びたいと思いつつも、多くの時間をかけることができないという方も多いはず。
そんなあなたに、1000組以上のカップルの結婚指輪選びをサポートしてきたWILLMARI編集部が、ふたりのこだわりを形にできるブランドをご診断。
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考えられる全てのパターンにおいて、編集部が一つひとつ最も適したブランドを選んでいるため、「住んでいる場所から来店しやすい上に、もっとも理想に近いブランド」を知ることが可能です。
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